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眠れない夜が続くのは、あなたのせいではありません

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京都の鍼灸師が考える、不眠と自律神経の関係

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「布団に入っても、頭が冴えて眠れない」

「夜中に目が覚めて、そこから眠れなくなる」

「朝早くに目が覚めてしまい、疲れが残る」

眠れない夜が続くと、明日への不安まで重なって、つらいものです。

京都で鍼灸の仕事をして21年。30代から50代の女性の患者さんから、睡眠のご相談をいただくことがよくあります。



「ちゃんと眠ろう」と頑張るほど、眠れない

「早く寝なければ、眠らなければ明日がつらい」そう思うほど、かえって目が冴えてしまう。そんな経験はないでしょうか?

実は、眠りは「頑張って手に入れるもの」ではありません。むしろ、力を抜いたときに、自然と訪れるものです。
だから、眠れない時に何かに取り組むことは慎重に行う必要があります。何かを頑張ったから眠れるわけではないのです。


 

眠りは、意志ではなく「バランス」で決まる

私たちの体には、活動モードの交感神経と休息モードの副交感神経があります、これが自律神経です。

自律神経は交感神経と副交感神経のどちらかだけ働いているわけではありません。

動いている間は交感神経の方が多く働いています、眠るときは副交感神経が多く働いています。そのバランスの乱れから不眠が起こります。

夜眠るときは交感神経から副交感神経に少しづつ切り替わり副交感神経が優位になっていきます。このバランスがうまくいくと、私たちは自然と眠りに入っていけます。

ところが、ストレスや緊張が続くと、夜になっても活動モード(交感神経)が優位になりっぱなしになることがあると言われています。体は疲れているのに、頭だけが動き続けている。あの感覚です。




バランスが乱れる、その背景

東洋医学では、こうした状態を、次のような状態のどれに当てはまるかを診ていきます。

1.めぐるはずのエネルギーが滞った状態(気滞(きたい)

主な症状:イライラしやすい、喉のつかえ感、気分の落ち込み、緊張しやすい

2.エネルギーが不足している状態(気虚(ききょ)

主な症状:疲労感、胃腸の不調、冷え、やる気が出ない

3.熱がこもってしまっている状態(陰虚(いんきょ)

主な症状:寝汗、手足のほてり、便秘


こういった原因から休息モードが優位になりにくくなると考えられています。

そして、眠りが浅い日が続くと、日中のだるさや頭の重さ、気分の落ち込みまで連れてくることがあります。不眠は、体からの「少し休ませて」というサインなのかもしれません。



かんたんセルフチェック


当てはまるものが多いほど、休息モードへ切り替わりにくくなっているサインかもしれません。

□ 布団に入っても、考えごとが止まらない

□ 日中は眠いのに、夜になると目が冴える

□ 肩や首がこりやすく、体が緊張している

□ ため息が多く、気持ちが休まらない

 

今日からできる、3つの養生

むずかしいことは必要ありません。今日からできることを、3つだけ。

① 朝、同じ時間に光を浴びる

眠りのリズムは、実は朝つくられます。起きたらカーテンを開け、光を浴びる。これを毎日ほぼ同じ時間にすると、体は夜、自然と眠る準備を始めやすくなります。

② 寝る90分前に、ぬるめのお風呂へ

いったん温まった体温が下がっていくとき、眠気は訪れやすくなると言われています。38〜40度のお湯に、ゆっくり浸かってください。

熱すぎるお湯は、かえって目が冴えるので避けてください。

③ 考えごとは、紙に書き出してから布団へ

頭の中でぐるぐるしている心配ごとを、寝る前に紙に書き出してみてください。外に出すだけで、頭が静まりやすくなります。



3週間を目安に、それでも不安なら

眠りのリズムは、一晩では整いません。

けれど3週間ほど続けると、「そういえば、寝つきが少し楽になった」と感じる方が多いものです。21年、診てきて、そう実感しています。

 

■我慢せず、早めのケアを

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眠れない夜が続く、日中のつらさが取れない。そんなときは、我慢せず、一度ご相談ください。

あなたの体質に合わせて、自律神経のバランスが上手くいく体づくりを、一緒に考えます。

不眠症の症状別コラムも参考にしてみてくださいね。