お問い合わせ・ご予約
075-756-5963

微熱が、なかなか下がらないとき

「検査では異常なし」と言われた、あなたへ

kyoto-shinkyu-fever_m

「風邪でもないのに、37度台の微熱が続く」

「体がほてって、だるい。でも、はっきり熱があるわけでもない」

「病院で調べてもらったけれど、はっきりした原因は見つからなかった」

続く微熱は、周りに理解されにくく、本人だけがつらさを抱えがちです。

京都で鍼灸の仕事をして21年。30代から50代の女性の患者さんから、こうした「続く微熱」のご相談をいただくことがあります。






はじめに ― 必ず、医療機関で調べてください

まず、いちばん大切なことをお伝えします。続く熱は、体からの重要なサインです。まだ受診していない方は、この記事のケアを試す前に、必ず医療機関で検査を受けてください。

とくに、

・38度以上の熱が続く

・熱が何日も下がらない

・体重が減ってきた

・寝汗をたくさんかく

・しこりを感じる

・強い倦怠感をともなう

といった場合は、早急に受診してください。

こうした熱の背景には、精密な検査と治療が必要な状態が隠れていることがあります。原因を正しく確かめることが、何よりの安心につながります。この記事は、検査で異常が見つからず、それでも続く微熱に悩む方へ向けたものです。


 

「異常なし」なのに、微熱が続く

しっかり検査を受けても、原因が見当たらない。それなのに、微熱とだるさは確かにある。この状態に、戸惑う方は少なくありません。

けれど、数値に大きな異常が出ないからといって、気のせいなのではありません。実は、ストレスや緊張がきっかけで体温が上がる状態は、医学的にも知られています。心因性発熱と呼ばれることもあります。





体温は、自律神経が調整している

私たちの体温は、自律神経によって、意識しなくても一定に保たれています。ところが、強いストレスや疲れが続くと、この調整がうまくいかず、微熱として現れることがあると言われています。

東洋医学では、こうした状態を、

陰虚(いんきょ)体を潤し、ほてりを冷ます力が不足した状態。

原因:加齢、睡眠不足、疲労、ストレス、辛い食べ物やアルコールの摂り過ぎ

気虚(ききょ)生命エネルギーである気が不足して、心身の動きが低下している状態。

原因:過労や睡眠不足、胃腸の動きの低下、ストレス


つまり、続く微熱は、体が「少し無理をしすぎているよ」と伝えているサインなのかもしれません。



かんたんセルフチェック

当てはまるものが多いほど、体が消耗しているサインかもしれません。

□ 緊張やストレスが強いときに、微熱が出やすい

□ 手のひらや足の裏がほてる、寝汗をかく

□ 眠りが浅く、疲れが抜けにくい

□ 休む間もなく、走り続けている自覚がある


 

今日からできる、3つの養生

大切なのは、頑張ることではなく、消耗を減らすことです。3つだけ。

① とにかく、休む時間をつくる

微熱は、休息を求めるサインでもあります。予定を少し減らし、横になる時間を意識してつくってみてください。休むことは、なまけることではありません。

② 夜更かしと、刺激物を控える

夜ふかしやカフェイン、辛いものは、体をさらにほてらせ、消耗させることがあります。夜は早めに灯りを落とし、体をクールダウンさせてあげてください。

③ 潤いのあるものをとる

消耗した体には、潤いが助けになると考えられています。こまめな水分に加え、旬の野菜や、体をうるおす食材をやさしく取り入れてみてください。


3週間を目安に、続けてみてください

消耗した体は、一日では戻りません。けれど、こうした過ごし方を3週間ほど続けると、「微熱が出る日が減った」と感じる方もいらっしゃいます。

■我慢せず、早めのケアを

kyoto.shinkyu1

 

微熱が続く、だんだん強くなる、他の症状が出てきた。そんなときは、我慢せず、もう一度医療機関に相談してください。そのうえで、体質から整えていきたいとお考えでしたら、鍼灸という選択肢について、一度ご相談いただければと思います。
原因不明の熱の症状別コラムも参考にしてみてくださいね。