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のどに、何かがつまっている感じがする

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京都の鍼灸師が考える、のどの違和感と心の関係

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「のどの奥に、何かがつまっている気がする」

「飲み込めるし、食事もできる。でも、違和感だけが消えない」

「梅干しの種でも引っかかっているような、あの感じ」

周りにはわかってもらいにくく、けれど本人にとっては気になって仕方がない。のどの違和感は、そんなつらさをともなうものです。

京都で鍼灸の仕事をして21年。30代から50代の患者さんから、この「のどのつまり」のご相談をいただくことがあります。

検査では異常なし、と言われた方も少なくありません。






はじめに  まず、のどを診てもらいましょう

のどの違和感には、体からのサインが隠れていることもあります。まだ受診していない方は、この記事のケアを試す前に、一度、耳鼻咽喉科などで診てもらってください。

とくに、実際に飲み込みにくい・のどの痛みが強い・首にしこりがある・声がかれ続ける・体重が減っている、といった場合は、早めに医療機関を受診してください。

この記事は、検査で異常が見つからず、それでも違和感が続く方へ向けたものです。

 

「異常なし」なのに、つまりが消えない

のどを調べても、腫れもできものも見当たらない。それなのに、つまった感覚は確かにある。この状態に、戸惑う方は少なくありません。

こうした、のどに異物感があるのに検査で異常が見つからない状態を、医学では「咽喉頭異常感症」、俗に「ヒステリー球」と呼びます。数値に出ないからといって、気のせいなのではありません。21年診てきて、この違和感には、ある共通した背景があると感じています。





のどと、心は、つながっている

緊張したとき、のどがきゅっと詰まる。言いたいことを飲み込んだとき、のどのあたりが重くなる。だれもが経験のある感覚ではないでしょうか。のどは、心の状態が現れやすい場所なのです。

東洋医学では、この症状を古くから知っていて、梅核気(ばいかくき)と呼んできました。まるで梅の種がのどに引っかかっているような感覚、という意味です。その背景には、

気滞(きたい)ストレスや気の張りつめによって、めぐるはずのエネルギーがのどもとで滞った状態。

原因:ストレス、怒り、不安

水滞(すいたい)体内の水分が上手く巡らなく滞ってしまった状態。

原因:水分の摂り過ぎ、冷たいものの摂り過ぎ、胃腸の機能の低下、運動不足

つまり、のどのつまりは、あなたが気にしすぎているからではありません。心と体が、つながっているからこそ現れる、自然な反応なのです。



かんたんセルフチェック

当てはまるものが多いほど、気の滞りが関わっているサインかもしれません。

□ 食事や飲み込みには支障がないのに、違和感だけ残る

□ 緊張やストレスが強いときに、つまりを感じやすい

□ ため息が多く、胸のあたりも重い

□ 何かに集中しているときは、あまり気にならない


 

今日からできる、3つの養生

むずかしいことは必要ありません。今日からできることを、3つだけ。

① 意識して、ため息をつく

ため息は、悪いものではありません。滞った気を、外へ逃がそうとする体の働きです。我慢せず、大きく息を吐いてみてください。のどもとが、ふっとゆるむのを感じられるかもしれません。

② のどもとを、締めつけず、温める

きつい襟や、首の冷えは、つまり感を強めることがあります。マフラーでやさしく守り、温かい飲み物で一息つく。のどまわりをゆるめる時間を、意識してつくってみてください。

③ 感じていることを、声に出す

のどのつまりは、言えずに飲み込んだ思いと結びついていることがあります。信頼できる人に話す、紙に書く、好きな歌を口ずさむ。内にためたものを外へ出すと、めぐりが動き出します。



3週間を目安に、続けてみてください

滞っためぐりは、一日では動き出しません。けれど、こうした養生を3週間ほど続けると、「気づいたら、あまり気にならなくなっていた」と感じる方もいらっしゃいます。

違和感が続く、不安が消えない。そんなときは、我慢せず、一度ご相談ください。あなたの体質や心の張りに合わせて、めぐりの整え方を一緒に考えます。のどのつまりを、あなたひとりで抱えなくて大丈夫です。


 

■我慢せず、早めのケアを

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そのうえで、体質から整えていきたいとお考えでしたら、鍼灸という選択肢もあります。

一度ご相談いただければと思います。どうしたらいいか分からない不調を、根っこから見つめ直すお手伝いができればうれしく思います。
のどの不快感の症状別コラムも参考にしてみてくださいね。